Kaguya Reisebüro
なぜ日本では入れ墨が嫌われるのでしょうか?

日本にはたくさんの温泉があり、観光客にとても人気があります。
しかし、ほとんどの場合、入れ墨をしている人は大浴場で入浴することができません。
なぜでしょうか?

日本には長い入れ墨の歴史があります。
古代の日本では、入れ墨がお守りとして使われていたことが知られています。
また、江戸時代(1603〜1868)には、ファッションとして入れ墨を入れている人もいました。
古い浮世絵にも、入れ墨をした男性が描かれていますが、とても美しいですよね。
しかし、入れ墨は罪人を示すものとしても使われていました。そのため、入れ墨を否定する人もいました。

日本はかつて鎖国していました。
開国後の明治時代の日本政府は、入れ墨を国際的に恥ずかしいものと考え、禁止しました。
しかし、禁止であるはずの入れ墨を入れる人もいました。
たとえば、ヤクザ(日本のマフィア)などです。
そして入れ墨はヤクザのシンボルとなったのです。

温泉経営者にとっては、ヤクザを直接拒否することはできません。
そのため、お客様を守るため、入れ墨を禁止することにしました。

一方、温泉施設の中には、入れ墨に寛容なところもあります。
小さな入れ墨でもシールで隠せば問題ないという施設もあります。
入れ墨のある方は、事前に確認したほうがいいでしょう。

●かぐやライゼビューローでは、お客様のニーズに合った宿泊施設を手配いたします。
https://kaguyareisebuero.com/contact/

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夏越の祓

毎年6月下旬、神社に「茅の輪」が置かれます。
人ひとり、くぐることができる大きさで、植物でできた輪っかです。
その植物とはチガヤ。イネ科の丈夫な草です。

参拝者は、茅の輪を左に一回、右に一回、もう一度左に一回くぐって神前に進みます。
これにより今年半年の穢れが祓い清められます。
6月30日は夏越しの大祓という儀式があり、神職たちが祈りを捧げます。
皆、健康であるようにと祈られます。