有名建築家、黒川紀章のユニークな作品、中銀カプセルタワー。今も東京銀座8丁目にあり、首都高速道路からもその姿を眺めることができます。
1972年に建てられてから大規模な修繕がなされていないこともあり、老築化が激しく、来年の取り壊しが決定されました。
この中銀カプセルタワーの姿を見られるのも、もう少しだけとなりました。
カプセルタワーは、約10平方メートルのカプセルの中に、建てられた当時は最先端であったユニットバスや棚など必要なものをパズルのように組み込み、それが140個、タワーに取り付けられています。
丸い窓が特徴で、これは茶室をイメージしているようです。そして、各カプセルは取り外しができるように作られており、古くなったら新しいものを取り付けたり、カプセルごと引っ越しできるという計画でした。
なお、実際は、カプセルの取り外しはなされていません。
各カプセルには所有者がおり、管理組合があります。修繕には多額の費用がかかるため様々な意見がありました。
保存のためのスポンサーも募ってきましたが、コロナ禍のため、それもかなわなくなり、土地売却という苦渋の決断となったそうです。
来年の取り壊しの具体的な日程は未定です。
そのため、まだ中銀カプセルタワーを見るチャンスは残されています。
私の小さな旅行会社では、中銀カプセルタワーの英語ツアーの手配をします。
2021年10月は、ツアーの催行はできますが、11月はできるかどうかは未定ですので、確認をとる必要があります。
ツアーのご参加希望がございましたら、お早めにご連絡ください。
Nakagin Capsule Tower(Regular Tour every Wednesday)
Nakagin Capsule Tower(Private tour)