あれは10年ほど前のことだったと思います。
ウィーンから成田(東京)行きの飛行機に乗っていた時のことです。
隣に外国人女性が座っていて、私たちは英語で話しました。
彼女はイスラエルに住むエンジニアで、出張で初めての日本だそう。
機内にはウィーンを観光してきたのでしょう。日本人観光客もいました。
そしてイスラエル女性が、日本人客の1人がマスクをしていることに気づきました。
当時、ヨーロッパでもイスラエルでもマスクをする人は珍しかったので不思議に思ったのでしょう。
私は、「彼は風邪をひいていて、他の人にうつさないようにマスクをしているのでしょう」と説明した。
彼女はとても驚きました。
自分のためではなく、他人のためにマスクをつけているの?
日本人にとっては当たり前のことなのに、私は彼女が驚いていることに驚きました。
そして、日本人はコロナ渦の時も同様にマスクをしています。
自分たちがコロナに感染するかもしれない、他人にうつしたらいけないと考えているのです。
また、スーパーコンピューター(富嶽)の飛沫感染のシミュレーションもみていますから、
マスク着用時と非着用時にどのように飛沫が拡散するのか知っています。
そして、別の実験では、マスクの種類の検証もされています。
日本では不織布のマスクが推奨されています。
医師はN95マスクを常備し、一般の方は不織布のマスクを着用するようにといわれています。
また、日本人らしく、かわいいものが好きなので、カラフルなマスクや美しい模様の入ったマスクが売られています。
おみやげにもいいですね。