Kaguya Reisebüro
列車の旅では駅弁を……

通勤通学の電車の中での飲食は行儀が悪いものです。
ですが、長距離列車ではそうではありません。
列車によっては、食事に使える小さなテーブルやカップホルダーもついています。
日本人はこうした列車での食事を楽しみにしています。

かつては新幹線にも食堂車がありましたが、残念ながら今はありません。
しかし、日本人は長距離列車での食事をあきらめたわけではありません。景色を見ながらの食事は楽しいですからね!

新幹線が発着する大きな駅には、たいてい駅弁屋があります。ここでどの弁当を買おうか迷うのも楽しいものです。
鉄道雑誌には、さまざまな駅弁の人気を評価する記事が掲載されることもあります。

東京駅の駅弁ランキングは以下の通りです。

1位 牛肉どまん中
ご飯の上に、特製のタレで味付けされたお肉がのった牛丼風の弁当。

2位 チキン弁当
1964年発売。鶏の唐揚げとチキンライスの組み合わせ。上皇陛下もこの弁当の大ファンです。

3位 炭火焼風牛タン弁当
仙台名物の牛タン焼きをご飯の上にのせたお弁当。宮城県塩釜沖のきれいな海水と海藻を煮詰めて作った塩で食べます。

弁当を買うときは、箱の持ち方に注意してください。必ず平らにしてください。そうしないと、せっかくの美しい盛り付けが台無しになってしまいます。
飲み物は日本茶でもビールでもいいですね。弁当屋でも売っています。

残念ながら、ヴィーガンやベジタリアンの駅弁はなかなか見つかりません。これは日本人の考え方によるものです。日本人は動物だけでなく植物にも命があると信じています。そのため、子供の頃からどんな食べ物にも感謝することを教わるので何でも食べるのです。
食べられないものがある場合は、あらかじめ専門店で買っておき、長距離列車に持ち込むのがベターです。

駅弁は日本の文化で1885年から続く日本の食文化です。
皆さまには、日本の文化を知ってもらい、おいしい日本食を食べてもらいたいものです。

↑ 2位 チキン弁当

↑ 1位 牛肉どまん中