Kaguya Reisebüro
実際の旅行手配のレポートです。ご覧ください-1

このレポートを書くことについて、お客様から許可をいただいています。
ウィーンにお住まいのリピーターのお客様は、コロナ禍前に日本お越しになり、ずいぶん間があいてしまいましたが再度日本にお越しになりたいと連絡をくださいました。
私の小さな旅行会社を気に入ってくれて、それは嬉しいことでした。

私はお客様と定期的にZOOMを利用してたびたびお話をしました。
スケジュールを確認し、日本の暦に合わせた効率的な旅程を考えたのです。
秋は日本では祝日が多く、日本人の旅行シーズンでもありますから、できるだけ混雑を避けたいもの。
また、スーツケースを運ぶのも大変です。
しかし、日本には宅配便がありますから、重たいスーツケースを次の次のホテルに送り、荷物を入れた小さなリュックサックで次のホテルに宿泊するのです。
すべてのホテルがこの宅配サービスに対応しているわけではありません。
そのため、各ホテルに確認しておく必要がありました。
ホテルの立地も重要です。空港や駅へのアクセスも考慮しなければなりません。
どのホテルに泊まるべきかを慎重に検討しました。

最近は多くの旅行者がOTA(オンライン旅行代理店)を利用してホテルを予約します。便利であることは否定しません。ですが、問題があるのも事実。私はホテルのマネージャーと話す機会がありますが、OTAのシステムの問題なのか、予約時の旅行者側のミスなのかはわかりませんが、予約なしでホテルに到着したり、間違った内容で予約してしまったりすることがよくあるそうです。ホテル側は何とかしてあげたいと思うものの、予約はOTAを通じて行われたため、予約者が自らOTAに苦情を申し立てなければならないのです。

私の顧客はそのような予約ミスに遭遇することはありません。私の小さな旅行会社は、日本の正規の旅行会社として認められており、全国旅行業協会(ANTA)に加盟しています。この旅行業協会は日本政府と密接な関係があり、ホテルからも信頼されています。私はこのネットワークを使って各ホテルにコンタクトを取っています。
もちろん、一番大切なのは、お客様が望むことをすることです。秋の日光や箱根はとても混雑するので、週末をそこで過ごさないというスケジュールを提案し、そのようにするよう旅程を組みました。

幸いなことに、お客様は私の小さな旅行会社を信頼し、外国人観光客に人気の観光地だけでなく、日本の田舎を訪れるという私の提案を受け入れてくれました。
そして長野県の戸狩温泉では旅館に、長野の善光寺では宿坊にご宿泊になりました。静岡県の下田では、海が見える家族経営のペンション。
お客様がそこを気に入ってくれたことをとても嬉しく思います。

日本では多くの情報が日本語でしか得られません。日本の旅行会社からしか入手できない情報もあります。
有名な観光地では外国人観光客ばかりで、日本人はほとんどいないのが現状です。このような旅の仕方を好むのであれば、もちろん異論はありませんが、私のお客様はそのような旅行先を望みませんでした。

この続きは次回のブログでお伝えします。

*素敵なお写真はお客様撮影です。